大学時代は臨床心理学や発達心理学を専攻。 カウンセリングや箱庭療法などの研究にも取り組んでいました。 ライターの仕事に就職し、休日は携わっていたNPOのボランティアを通じて、療育の仕事を経験。 心理学での学びを活かせる仕事が少ない中、お子さまの居場所や夢を作れるような仕事に就いてみたいと考え、この仕事に転職してきました。 現代は「将来どんな仕事につきたい?」と聞いても、漠然とした夢もあまり描けないお子さまが多いんです。 それを考えるきっかけづくりや、考えられる契機に自分がなれたらと考えました。 何より、カウンセリング等の学びを通じ、集団よりも一人ひとりに向き合う個別支援を行うことの重要性を痛感していたことで、ハビーの仕事に決断できたのだと考えています。
実際、ハビーでは想像以上に一人ひとりのお子さまと接する時間が長く、その成長の軌跡に寄り添うことができます。得手不得手は個性であるはずが、うまく社会に適応できずに悩んでいる方もいれば、自覚がない方もいます。例えば学校に忘れ物をよくするお子さま。 一律な社会からすると気持ちが足りないなどと誤解されがちです。 しかし、彼らが生きやすい仕組みとして、例えばスマートフォンのリマインド機能を使ってあげたりすると、意外なほど上手く準備出来たりもするのです。 些細なことから「もう学校に行きたくない」「未来に希望を持てない」と感じていたりする。 本当にもったいないですよね。 彼らが本当にこれからの人生を同じ社会で生きていくために、共に考える手助けをしてあげたい。 そのためにすることは、意外と小さなことでいいのかもしれません。
地域社会との連携なども積極的に取り組んでいます。 学校に直接伺って教諭の方々とすり合わせを行ったり、相談支援センターと連携し心理カウンセラー等とも話し合いを行うなど、社会的リソースを駆使しながら、彼ら一人ひとりの生活を地域全体で支えています。 保護者様だけで抱え込むことは、概ね良くない方向に回ることもある。 だからこそ相互に連携し、それぞれの特徴や良さを活かしながら支えていくことが欠かせません。 ハビーもまた、お子さまの人生の一部でしかないのです。 それでも、わたし自身が取り組むことが、地域社会全体での取り組みの一助となり、一人ひとりのお子さまの成長や社会生活を支えていく契機になると信じています。 個に対して考え、人間味を探求する。 そういう気持ちが抱ける人は、きっとこの仕事に向いていると思います。
SCHEDULE1日のスケジュール
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10:10出社
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10:30始業・朝礼
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11:00事務作業・準備
午前中のうちは請求業務や利用者様のための記録書類作成や整理、午後の支援に向けての準備などを進めています。
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12:0013:00昼食
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13:30プログラム開始
1日5コマのうち、2〜4コマを担当します。 1コマ1時間という限られた時間で、どこまで支援を拡げられるかが試されます。
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16:20集団プログラム
平日1コマ、土日は朝と午後に計2コマ、集団での支援プログラムを展開しています。 集団生活でのコミュニケーションや活動に馴染むためのきっかけとなる内容で、社会生活を歩むための経験を高める期待をされています。
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17:50事務作業等
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18:50プログラム終了 / 記録・終礼
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19:30退社
Q & A
①自発的に障害のある方・発達に不安のあるお子さまの支援に取り組める方。
②利用者様だけでなくその保護者の方や、社外折衝などもあるため、傾聴の姿勢を中心としたコミュニケーション力に長けた方。
③福祉マインドとビジネスマインドの両方に理解のある方。
の3点が、社内で活躍するために身に着けてほしいスキルだと考えています。 もちろん、未経験からでも活躍している社員はたくさんいます。 まずは、③の仕事そのものへの理解のスタンスがあれば十分ではないでしょうか。