
福祉の専門学校では介護福祉や社会福祉、とりわけその中でも利用者様層に応じて高齢者福祉、児童福祉、障害者福祉、さらには福祉事務所等にまで触れる機会がありました。 卒業後も5社ほど経験し、関連資格を取るごとにステージを高めていけたらという思いで働いていましたね。 ウェルビーに出会ったのはそんな折、「就労移行」というキーワードが契機に。 当時は全く知らず、福祉の仕事では新しい領域なのかな、という印象でした。 どこかで「新しい価値を発揮したい」と考えていたことも背中を押したのだと思います。 率直にこの仕事はやりがいがあるな、と感じました。 福祉の現場で培ったスキルを活かして、さらに具体的な「仕事につなげ、働けるようになる」までを担う。 これができるなら、素晴らしいことだと思えたのです。

自分の言葉で、利用者様に何かを伝える事ができるという仕事に魅力を感じて入社したため、いち早くプログラムを担当したいという気持ちが強かったです。 実際担当すると、基本的なビジネスマナーや就活の基本的なことからお伝えするのですが、自分自身が転職した経験を基にお伝えするのが最も役に立っているかもしれません。 一方で、仕事にどれだけ高いスキルをもっていても、会社に行けなければ意味がありません。 私自身も休まず通っていること等を伝えることで、「休むのは良くないな」という意識が芽生えていきます。 この「当たり前のこと」をきちんとできるようになることで自信を持ち、生活習慣の改善なども並行して取り組めるようになります。 見た目や服装などに現れることも多く、卒業間近になると皆見違えるような姿勢になっていることが、手応えに感じますね。

対人援助なので、利用者様の思いと支援者との思いがすり合わず苦労する事もやはりあります。 なかなかご本人の「こうしたい」「こう働きたい」という思いが強すぎても、そのままでは難しい。 病院の先生から医療的な面で話してもらったり、行政機関や保健師さん、ハローワークの方なども招いて会議体を作ることもあります。 失敗してウェルビーに戻ってくる方も時々いらっしゃいますが、それも気づきがあったというひとつの「成功」。 ゴールはあくまで「職場への定着」だと信じ、本当に必要な働き方を身に着けるところまでを描くようにしています。 福祉とは、多様な人々の支援だと考えます。 あらゆる人に即したサービスや成功体験があっていい。 それらを描き切るところまでを、あらゆる機関と連携しながら形作ることができたら、福祉としては成功なのだと思います。
SCHEDULE1日のスケジュール
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8:30出社
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9:00朝礼
利用者様の方々を交えてその日のプログラム内容、利用者様・職員からの連絡事項なども伝え合います。 本当の職場のような雰囲気です。
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9:30センター開所
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10:10プログラム開始
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11:00個別面談
利用者様の計画立案を個別面談で策定。 進捗確認や個別のプログラムを追加するなど、サポート内容を変えていきます。
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12:10昼食
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14:00企業訪問
定着支援として企業を訪問。 定着支援に関わる方は人事だけでなく経営者の方も多い。 社内の方と関わると様々な働き手の情報を得られるので知ることも多くあります。
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15:30プログラム終了
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15:40清掃
施設を利用する全員で清掃。 集団生活に馴染むと共に、自分でできることを増やしていく取り組みの一環です。
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16:00研修受講 / 事務作業等
経験年数などに応じた社内研修も充実しており、役職者などにも相応の研修ステージが用意されています。
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18:00退社
Q & A

全国展開をする中で、どの事業所でも同じ支援のクオリティが確保されるようにマニュアルを策定しています。 支援の方針や訓練の内容、社内の業務フローなどを一目で確認し共有できる体制を整えています。 また、「生きたマニュアル」となるように内容は定期的に更新があります。 これらはiPadで事業所内で確認をする一方、持ち出しは禁止。 社内の大切な現場のノウハウとして、更新しながら大切に伝え続けています。