我が子が成長して再就職する際、保育士資格を取得。 幾つかの施設で長く保育士を勤めていましたが、発達障害のお子さまへの行動制限の在り方に、ずっと違和感を感じていました。 転職の決め手になったのは「個別にこだわり、お子さまと一緒に遊ぶ仕事」の文字。 あくまで個別にこだわり、またお子さまと向き合う姿勢を感じ取ったことで、これまで保育園で成しえなった関わり方が実現できると考えたのです。 個別だからこそ保護者様とも近くなりますし、深く悩みや現状にまで踏み込めます。 そうして新しい課題解決に光が見えてくるのです。例えば年長さんの支援では、「わからない」を繰り返すお子さまに対し、率直に「わからないままだと、学校に行ってから困っちゃうよ」と伝えることまで担います。 具体的な一言がお子さまの力になるリアルが、ここにはあります。
他にも日々のルーティンをこなさないと前に進めないお子さまや、言語発達に障害を抱えるお子さまが実は楽しんで通所してくれている様子が分かったりと、保育園勤務の頃には垣間見えなかった家庭との連携などが目に見て取れるようになったことは、大きな刺激と成長を感じています。 学校や保育の現場と連携することで、真に就学に向け必要な力や、どこまでできていれば通常クラスで大丈夫かの見通しが立つこともあります。 私がそうであったように、現場の先生方も困っていることも多いのが現状です。 お子さま自身が困っていることを伝える手段が分からず悩んでいることも、まぎれもない真実。 そして、それをどう解決すべきかを共に考え、困り抜くことで、具体的にできること、道筋をつけてあげられることが見えてくるのです。 この役割にこそ大きな意義を感じています。
今は教室長として8名の組織体制で臨んでいます。 保育士だけでなく他の職務経験も活かしながら、この教室に通う中でお子さまが何が得られ、彼らが一人で生活していくためにどう個性を生かしていけるかを常に考え、アドバイスし合い、スタッフ全員で共有するようにしています。 お子さま一人ひとりが成長する手応えを保護者様と喜び合える瞬間は、本当にやりがいを感じます。 それらが数字に反映され、教室としてのサービスの質の向上が果たせている実感まで描ける。 私たちの仕事は、教えてあげるとか、する・させるでは決してありません。 本質的にどこまで本気で一緒に遊びを楽しめるかではないかと考えるようになりました。 それは、お子さまの真の成長を通じて保育という概念や、学びのスタンダードを常に更新し続けることでもあるのではないでしょうか。
SCHEDULE1日のスケジュール
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8:20出社
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9:00朝礼
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9:15清掃
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9:45午前プログラム開始
午前は2歳児が多く個別での支援が中心。 主に感覚遊びをメインに一緒に遊ぶことの楽しさを知ってもらうようにしています。
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11:00営業
外部連携機関や関係各所を周り、どんな支援が実現できるか等を伝えたり、提携して活動できる医療機関などにもお声がけします。
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12:0013:00昼食
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13:30午後プログラム開始
午後は、年少~年長の個別、集団支援。 友だちと遊ぶ、複数指示などの練習から、年長さんは就学に向けてのコミニュケーションスキルや書字、友だちに伝えるなどの練習が中心です。 集団はサブで入ることが多くなりました。
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17:00プログラム終了 / 事務作業等
プログラムは1日3コマ程度実施し、それ以外は事務作業に充てることが多いです。 保護者様との面談やアセスメント。 スタッフとの面談。 活動記録や個別支援計画の作成など、事務作業も結構ありますね。
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18:00退社
Q & A
書類作成や表の作成、メールが打てれば大丈夫です。 マクロやアニメーションスライドの作成などはマストではありませんのでご安心ください。 療育の場合、文字入力ができれば問題ございません。
センターの利用状況にもよりますが、余裕があるときは比較的融通は利きます。スタッフ間で事前に話し合う機会を得られれば取得可能です。